旅の醍醐味の一つは、訪れる場所と絆を深めるだけでなく、訪れた時よりも少しでも良い状態にして立ち去ることです。ベトナムには、小さな地域社会を支援し、地元の生活様式を守り、環境を尊重するための多くの方法があります。ここでは、ベトナムを楽しみながら、同時に意義ある貢献をするためのヒントをいくつかご紹介します。
第01章 —
エシカルなツアーを支援する
ベトナム全土で、地域社会や意識の高い旅行者のことを考えて体験を用意している責任あるツアー事業者がたくさん見つかります。例えばハロン湾では、湾内でサステナブルな運航を行い、定期的な清掃活動にも貢献しているBhaya CruisesやYESD toursといった会社を利用して観光することができます。サパでは、全員が少数民族モン族の女性によって運営されている社会的企業のSapa Sistersや、少数民族を雇用するETHOSが、トレイルを知り尽くしたガイドを探している場合に最適な2つの選択肢です。ダラットを訪れるなら、50世帯の少数民族コホ族の農家とその家族を支援している協同組合であるK’Ho coffee farmのツアーにぜひ参加してみてください。
第02章 —
ファミリーホームステイを予約する
ホームステイは地元の文化に密接に触れられるだけでなく、特にベトナムの僻地や農村地域において、地域社会を支援する重要な役割を果たしています。ベトナムのホームステイホストは非常に気さくで温かいことで知られています。忘れられないツアーやアットホームなワークショップを喜んで手配してくれ、それが結果として村全体の収入に貢献します。メコンデルタでは、Mekong Rusticがこのモデルを取り入れ、農家や大工が自宅にゲストを迎え入れられるようにしています。ハザン省の農村であるトンター村では、Mr. Thien Homestayが伝統的な高床式住宅での心豊かな滞在を通じて、ゲストにタイ族の文化を伝えています。
第03章 —
ベトナムのマナーや習慣に従う
全体的に、ベトナムは今でも保守的な国です。滞在中は地元のやり方に合わせることで、ベトナム文化への敬意を示すことができます。寺院やパゴダを訪れる際は、脚や肩が隠れる服装にし、帽子は脱ぐようにしてください。誰かの家に入る時は、靴を脱ぐのを忘れないでください!空間の清潔さを尊重していることがホストに伝わり、非常に喜ばれます。また、ベトナムの家庭や事業所には必ず祭壇があり、日常的に参拝が行われています。ベトナム人は祭壇を遮ったり、祭壇の前に物を放置したりすることは祖先や精霊に対して失礼であると感じるため、注意しましょう。
第04章 —
ローカルスタイルで食事を楽しむ
ベトナム人の友人と食事をするのは、常に楽しい体験です。レストランに行ったり家で食事をしたりする際、私たちは皆で多くの料理をシェアする大皿スタイル(ファミリースタイル)で食べることが多いです。これにより、誰もがすべての料理を少しずつ味わうことができます。他の人の茶碗にご飯を盛ってあげたり、誰もが手の届く場所に料理を置いたりしましょう。大皿から自分が食べたい分をお箸で直接取ります。食事の後は、お箸をお茶碗の横に置いてください。ご飯に垂直に突き刺してはいけません。また、ベトナム人は対人関係において右手を使う方が礼儀正しいと考えます。例えば、乾杯をする時はグラスを右手で持ち、お金を渡す際も右手を使います。可能な限り地元の料理を食べることは、地元の農家や食品生産者の支援にもつながり、目的地の文化を(文字通り!)味わうことができます。
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第05章 —
サステナブルなお土産を買う
ショッピングがお好きなら、ベトナムには地元の職人や工芸家を支援しながら美しい品々を購入できる機会が数多くあります。漆器、陶器、織物は、いずれも旅の素晴らしいお土産になります。地域経済に手軽に貢献する方法として、社会的企業によって制作・販売されているフェアトレードの工芸品を探してみましょう。サパにあるインディゴ・キャット(Indigo Cat)では、藍染め、刺繍、バティックで作られた美しい伝統的な織物を取り扱い、少数民族を支援しています。ホイアンのリーチング・アウト・セラミックス(Reaching Out Ceramics)では、障がいを持つ人々が作ったエレガントな陶器のティーセットを販売しており、自宅でのティータイムをより豊かなものにしてくれます。これらの商品を購入することで、彼らが持続可能な収入とやりがいのある仕事を得られるようになります。
グリーン・トラベル・ガイドを活用して、ベトナムでのサステナブルな休暇を計画しましょう。
第06章 —
文化を学び、保存する
ベトナムには数百もの工芸村(クラフトビレッジ)があるのをご存知ですか?こうした伝統工芸の村々を巡る旅は、ベトナムののどかな農村風景を楽しみながら、豊かな伝統文化の保存に貢献できる素晴らしい方法です。例えばゾー・プロジェクト(Zó Project)では、ホアビン省にある伝統的な手漉き紙の村へと案内してくれます。陶器好きなら、ベトナムで最も有名な陶器の村バッチャン(Bát Tràng)は必見です。ここには、さまざまな形やサイズの美しくカラフルな釉薬の陶器が揃っています。また、フエ近郊の村々も、線香から版画までさまざまな工芸品作りで有名です。
第07章 —
定番ルートを外れて旅する
ベトナムに点在する多くの島々、国境沿いの町、活気あふれる少数民族のコミュニティは、まだあまり知られていませんが、訪れる価値が十分あります。あまり知られていない目的地を訪れることで、より本物志向の休暇を楽しめるだけでなく、観光客が集中する人気スポットの混雑緩和にもつながります。豊かな自然や棚田を求めているなら、プールオン(Pu Luong)のホームステイに宿泊してみてはいかがでしょうか。メコンデルタを巡りたい方は、魅力あふれるカイベ(Cái Bè)で数日間過ごすのがおすすめです。海を満喫したいなら、クイニョン(Qui Nhơn)の美しい砂浜へ出かけましょう。要するに、メジャーな観光地に代わる魅力的な場所はたくさんあり、少し足を延ばすだけで、その場所を独り占めできるのです。あなたが支払うお金は、普段観光の恩恵を受けにくい地域コミュニティに届き、環境負荷(カーボンフットプリント)も最小限に抑えられます。ぜひ旅を楽しんでください!




