ダラット。その名を聞けば、豊かな森林、鏡のように澄んだ湖、そして綿のような雲の光景が目に浮かびます。フランスの植民地時代にラムドン高原にこのリゾート地が作られてから1世紀、ダラットの豊かな自然と穏やかな気候は、今も変わらず訪れる人の心を癒やしてくれます。ダラットの魅力を満喫するのに最適な方法を知りたいですか?旅の計画に役立つ、地元目線の8つのアイデアをご紹介します。
第01章 —
大自然に飛び出そう
ダラット市の周辺には、ベトナム中部で最も美しい風景が広がるランビアン高原があります。木々に囲まれた小道を進むと、ダタンラなどの勢いよく流れ落ちる滝にたどり着きます。ここでは、懸垂下降、クライミング、水泳、スライディングを組みあわせたダラット最新のアウトドアアドベンチャー「キャニオニング」に挑戦し、森の美しい大自然の中で自分の限界を試すことができます。
7万ヘクタールというベトナム最大級の広さを誇るビドゥップ・ヌイバ国立公園 では、キャンプやトレッキングを楽しんだり、珍しい野鳥を観察したりして何日も過ごすことができます。1日しか時間が取れない場合は、ハイキングシューズを履いてランビアン山の頂上を目指すか、マウンテンバイクを借りて街の北側に広がる松林の未舗装路に挑戦してみましょう。
第02章 —
コーヒーの香りに包まれるひととき
第03章 —
ダラットでは古くからコーヒーが主要な農産物として栽培されてきましたが、近年では意欲的な起業家たちが、この地域のコーヒー栽培の歴史を観光客が深く学べる場を提供しています。忘れられない朝を過ごすなら、車に乗ってK'Ho Coffee Farm and Roastery(コホ・コーヒー農園&焙煎所)へ向かい、先住民族コホ族のコミュニティによって、こだわりある在来種アラビカがどのように持続可能な形で栽培・加工されているかを見学してみましょう。
街から近い場所にある La Viet は、インダストリアルスタイルの倉庫型カフェで、ダラットのクールで新しい精神を体現しています。お好みの美味しいコーヒーを味わった後は、焙煎ラボの無料ツアーに参加できます。昔ながらのスタイルを好むコーヒー愛好家や、過去のダラットの雰囲気に触れたい方には、Cafe Tungの色あせたインテリアとレトロな雰囲気が、一瞬で数十年前にタイムスリップさせてくれるでしょう。
第04章 —
静けさに満ちた寺院を訪ねる
第05章 —
普段あまり寺院を訪れない人にとっても、ダラットの丘の上に立つパゴダ(寺院)は素晴らしい見どころです。象徴的なリンフオック寺(Linh Phuoc Pagoda)は写真を撮る観光客で賑わいますが、市内にはより静かな隠れた名所であるリンソン寺(Linh Son Pagoda)があります。この気品ある寺院は、グエン・バン・チョロイ通り120番地の小さな丘の上に位置しています。1940年に建てられたこの寺院の静寂に包まれた回廊や中庭は参拝客に公開されています。訪れる際は肌の露出を控えた服装を心がけましょう。
もうひとつのおすすめは、フオンホアンの丘にあるチュックラム禅院(Truc Lam Temple)です。王位を退いて出家した陳朝の皇帝・陳仁宗(チャン・ニャントン)が創始した禅宗の伝統に基づいて建てられたこの寺院には、僧侶の生活・修道エリアと一般来訪者に公開されているエリアがあります。芳しい花が咲く庭園や本堂を散策したり、トゥエンラム湖を見下ろす松の木陰でひと休みしたりしてみましょう。
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第06章 —
屋台グルメを楽しむ
席につきましょう。周辺の豊かな農場により、ダラットは国内で最も新鮮な果物や野菜が手に入る場所となっています。活気あふれるストリートの食堂で地元の人々に混ざれば、誰でも美味しい食事を楽しめます。もともと少数民族が暮らしていたダラットは、自ら独自の料理を生み出すというよりは、移住者の料理を取り入れて工夫を加え、美味しく進化させることで知られています。

街中の屋台では、ベトナム中部の料理をベースにした一品を楽しめます。どの料理もダラットの気候に合うよう少しアレンジされ、素晴らしい農産物が最大限に活かされています。ウズラの卵をのせてネギ油ソースに浸して食べる一口サイズの米粉ケーキバインカン(bánh căn)の朝食、川エビがのったモチモチしたバインベオ(bánh bèo)のランチ、そして温かく肉の旨味が詰まったスープに浸して食べるバインミーシウマイ(bánh mì xíu mại)の夕方の軽食をぜひお見逃しなく。
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第07章 —
特別な宿に泊まる
ダラットには、あなたを歓迎する素晴らしい宿泊施設が多様に揃っています。ルールー・ホステル(Leuleu Hostels)のようなアットホームな地元経営のホステルは、ダラットのライフスタイルを知り、街の通りや魅力的な隠れスポットを散策するのに最適です。ホステルやホームステイでは、ホストと友達になり、彼らのストーリーを聞く機会が得られます。また、ダラットには中心街のすぐ外側に、魅力的なB&Bやスモールホテルもたくさんあります。ここでは風にそよぐ松の木の景色で目を覚まし、屋外で心ゆくまでお茶を楽しむことができます。

特別な人とダラットを訪れるなら、ベトナムで最もロマンチックなホテルのひとつ、アナ・マンダラ・ヴィラズ(Ana Mandara Villas)にチェックインしてみてはいかがでしょうか。ダラットのアナ・マンダラは、丘の上の美しい庭園に位置する、フランス統治時代のヴィラを修復したリゾートです。客室はすべてハードウッドの床、深めのバスタブ、暖炉、天蓋付きベッドを備えています。温水プールや心安らぐスパ、写真映えするレストランがあり、ずっと滞在していたくなるような魅力を備えています。
第08章 —
中央市場でお買い物
アーティチョーク、アボカド、アスパラガス——ダラットは、高地での栽培に適した農産物をベトナム全域に供給しています。街で最も大きな市場は商業の中心地であり、街の中心に立つ活気あふれる多層階の建物です。市場の上の階の奥深くでは、料理人たちが一日中、色鮮やかなミークアン(mì Quảng)などのご当地麺料理を作っています。下の階には、みずみずしく鮮やかな色の果物や野菜が露店に溢れています。

市場の内部には、衣料品や生地専門の通路がずらりと並んでいます。その周辺の歩道沿いには、花屋、フォーの屋台、乾物屋が肩を並べています。お土産を探しているなら、ダラット名物のドライフルーツ、生姜の砂糖漬け、コーヒー、アーティチョークティーなどを扱うお店に囲まれるでしょう。早朝に訪れると、活気あふれる驚きの光景を目にすることができます。
第09章 —
コロニアル建築の面影を訪ねて
第10章 —
アール・デコ建築のファンなら、インドシナ時代のヴィラが哀愁漂う姿で点在するダラットの通りや大通りを散策するのが楽しくてたまらないでしょう。フランスの都市計画家たちは、ダラットを植民地官僚やベトナムの富裕層のための保養都市として設計し、医療施設、ゴルフコース、公園などを整備しました。ダラットの多くのホテルや邸宅には、今なお19世紀末から20世紀初頭のフランスの流行が反映されており、地元の要素と見事に融合しています。
まずはカトリックの教会と修道院であるドメーヌ・ド・マリー(Domaine de Marie)から巡るのがおすすめです。立ち入りが可能であれば、かつてのイエルサン高等学校(Lycée Yersin)(現在は教員養成大学)の敷地内にある素晴らしい建築群も見応えがあります。また、ダラット・パレス・ホテル(Dalat Palace Hotel)でアフタヌーンティーを楽しむのも素敵な選択肢です。1922年に開業したこのホテルの雄大な景色と壮大なインテリアは、かつて植民地官僚とその家族のお気に入りの社交場であった時代を今に伝えています。
第11章 —
湖畔で過ごすひととき
ダラットの湖は、ハネムーナーにとってのロマンチックな聖地というイメージと切っても切れない存在です。カップルであってもなくても、スアンフーン湖の周囲の小道は、地元の日常風景を垣間見たり、お茶を楽しんだり、水辺でのジョギングで心地よい汗を流したりするのに最適なスポットです。中心街からほど近い場所には、自然愛好家を惹きつけるもうひとつの人造湖があります。

トゥエンラム湖は、松林に囲まれ、一年のうち多くの日で霧に包まれる、穏やかな美しさをたたえた350ヘクタールのオアシスです。湖畔を周遊したり、ボートやカヤックに乗って水上へと繰り出し、自由に散策を楽しんだりと、この幻想的なロケーションを心ゆくまで満喫してください。









